1:名無しさん@涙目です。(寒川神社):2011/12/23(金) 23:12:38.24 ID:NPJYST5G0

伝説が終わり、歴史が始まる。
2011年12月22日 11:53

先ほど、最高裁から上告棄却の決定が送られてきた。
決定の内容は、既に裁判所のホームページにアップされているので、そちらを参照して欲しい。

これで、Winny事件は、今後、刑事補償請求等の手続はあるものの、いちおうの大団円を迎えることができた。
何とか、技術者としての名誉を彼の手の中に残すことができた。
たったこれだけのことが実現するのに、多くの日々と多くの人の力が必要だったのである。

本件で、無罪を得ることが出来たのは、金子氏を支援する多くの方々のおかげである。
裁判所での証言、意見書の協力、寄付金の募集、その他、多くの励ましの言葉。
この場を借りて、支援してくださった方々に、お礼申し上げる次第である。

私の弁護士としてのキャリア多くは、「Winny弁護団事務局長」の肩書きとともにあった。
今回、彼の無罪を探す冒険の旅は無事終着点に辿りつくことが出来た。
無罪の為に闘ってきた日々、
特に、自分の持てる全てを出し切ったと感じた、高裁の弁論でのあの瞬間の充実感は、旅で得た私の貴重な宝物である。
ときどき取り出しては懐かしんでみたいと思う。

現在の私は、長い旅から無事帰還した満足感と、肩書きが「元」になる少しの寂しさとが入り交じった複雑な気分である。
彼は、これからこの国で生まれてくる新しい技術の為に、
そして、私は、この国で冒険をする技術者を守るために、
それぞれ新たな冒険の旅に出かけることになろう。新たな出発にワクワクもしている。

最後に、これから日本でチャレンジしていく技術者に向けて一言だけ。
「この日本で、世界中が驚くような突き抜けたものを作ってみろ、
逮捕されるぐらい凄いものを発表してみろ。それで、捕まったときは壇を呼べ。」
あ、貯金も忘れずにね。
http://blogos.com/article/27575/?axis=p:0

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